事例の概要
| 企業 | 株式会社日立製作所(自社工場) |
|---|---|
| 地域 | 日本 |
| 業種 | 機械 |
| 企業規模 | 大企業 |
| 用途 | AIエージェント・プラットフォーム |
| 使われた技術 | HMAX Industryの品質保証業務向けAIエージェント「品質ナレッジシステム」(品質トラブル対応事例の検索と生成AI) |
| 関連する製品・サービス | HMAX Industry(株式会社日立製作所)、品質ナレッジシステム(株式会社日立製作所) |
成果
取り組みの内容
品質トラブルが起きたとき、品質保証の担当者は過去に似た不具合がなかったか、どう対処したかを探します。過去の不具合報告は表現が書き手によって違い、システムも分かれているため、目的の事例にたどり着くまでに時間がかかっていました。
日立は、品質トラブルの対応事例を統合したデータベースを参照するAIエージェント「品質ナレッジシステム」を開発し、自社工場で使いました。そのうえで2026年6月19日、HMAX Industryの1つとして提供を始めました。
日立は、自社工場でトラブル対応事例の検索時間を約9割削減したとしています。これは社内実証の値で、短縮されたのは「事例を探す時間」です。原因分析や対策の立案を含む業務全体の時間が9割減ったという意味ではありません。品質トラブル対応全体のうち検索が2割を占めるなら、全体の削減は2割弱にとどまります。
また、自社の品質記録が整った環境での結果であり、記録の書き方や不良コードの整備状況が違う会社で同じ効果が出るとは限りません。日立は2026年9月には、3D CADの設計ルール違反を自動チェックする設計ナレッジシステムも提供を始めています。
この事例から読み取れること
- 当サイトの見方では、検索時間の削減率は業務全体の削減率ではないため、自社では検索が業務に占める割合を先に測る必要がある
- ベンダーの社内実証はデータが最も整った条件での値であり、自社の品質記録の整備状況で効果は変わる
- 回答に根拠となった事例番号と原文を示す運用が、品質保証の現場で使われるための条件と考えられる
本ページは企業・提供元が公開した情報にもとづき、費用負担を受けずに作成しています。成果の数字は発表時点のもので、当サイトによる検証値ではありません。
