事例の概要
| 企業 | 株式会社ブリヂストン(Bridgestone) |
|---|---|
| 地域 | 日本 |
| 業種 | 素材・その他 |
| 企業規模 | 大企業 |
| 用途 | データ基盤・IIoT |
| 使われた技術 | Microsoft Fabric(製造データソリューションのプライベートプレビュー)上の統合工場データ基盤(Avanade が構築) |
| 関連する製品・サービス | Avanade(製造データ基盤の構築支援)(Avanade Inc.) |
成果
取り組みの内容
タイヤの製造は、ゴムの混練、部材の成形、加硫と多くの工程を経るため、歩留まりの損失がどの工程のどの条件で生じているかを特定するには、工程をまたいだデータの結合が必要です。設備データ、品質データ、計画のデータが別々のシステムにあると、この分析に時間がかかります。
Bridgestoneは、Microsoft系のシステム導入を手がけるAvanadeと、Microsoft Fabricの製造データソリューション(2024年4月にプライベートプレビューとして発表)を使い、工場のデータを統合する基盤を構築しました。製造データソリューションは、ISA-95の情報モデルでOT(設備・制御)とIT(ERP・MESなど)のデータをまとめる製品です。
Microsoftの2024年の業界ブログによれば、この基盤で歩留まり損失と計画の課題に対応しているとされていますが、効果は定性的な説明にとどまり、歩留まりの改善幅などの数値は示されていません。対象の工場や国も公表資料からは読み取れません。
データ基盤の効果は、その上でどの業務判断が変わったかで決まります。基盤の構築そのものを成果とせず、変えたいKPIを先に決めておくことが重要です。
この事例から読み取れること
- ISA-95のような標準の情報モデルでデータをまとめる設計は、工場や拠点を増やす際の横展開を容易にすると考えられる
- データ基盤そのものは成果ではなく、歩留まりなど変えたいKPIを先に決めておくことが投資判断の前提になる
- プレビュー段階の製品を早期に採用しており、ベンダーとの共同開発に近い形で進める選択肢があることを示している
出典
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