事例の概要

企業TSMC(台湾積体電路製造)
地域その他
業種電子・半導体
企業規模大企業
用途外観検査
使われた技術NVIDIA Metropolis・TAO によるウェハ欠陥検出、CUDA-X による計算リソグラフィ・工程制御・ファブスケジューリング
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成果

取り組みの内容

半導体の前工程では、回路の微細化に伴い、検出すべき欠陥がナノメートル級になっています。ウェハ1枚あたりの検査画像は膨大で、欠陥の分類を人が行うには限界があり、AIによる分類と検出の自動化が進んできた領域です。

NVIDIAは2026年6月のGTC Taipeiで、TSMCが映像・画像AIの基盤Metropolisと、学習済みモデルを自社データで調整するツールTAOを使い、ナノメートル級の欠陥を検出していると紹介しました(業界メディアの報道)。あわせて、GPU向けのライブラリ群CUDA-Xを、計算リソグラフィ、工程制御、ファブのスケジューリングに使っているとされています。

検出の精度や処理時間、歩留まりへの効果などの数値は公表されていません。

半導体工場は、ウェハIDと装置ログでデータが最もそろった業種の一つです。それでも欠陥の検出から原因の特定、工程条件の修正までをつなぐには、検査結果と装置の稼働データを同じキーで結びつける基盤が前提になります。

この事例から読み取れること

  • 欠陥検出だけでなくリソグラフィやスケジューリングまで同じ計算基盤で扱う点は、ファブ全体でGPU計算を共有する方向を示していると読める
  • 汎用の学習済みモデルを自社データで調整するTAOの使い方は、学習データを一から集める負担を減らす手段として参考になる
  • 精度の数値が公表されていないため、技術の方向性を知る事例として扱い、効果の根拠には使わないのが適切といえる
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