事例の概要
| 企業 | DuPont |
|---|---|
| 地域 | 欧米 |
| 業種 | 化学 |
| 企業規模 | 大企業 |
| 用途 | 予知保全・設備保全 |
| 使われた技術 | Augury の自社センサーとAIによる回転機の状態監視(マシンヘルス) |
| 関連する製品・サービス | Augury(Industrial AI Workforce)(Augury) |
成果
取り組みの内容
化学プラントでは、ポンプ、ファン、コンプレッサーなどの回転機が止まると、工程全体の停止や品質の乱れにつながります。時間基準の保全だけでは、交換時期の前に壊れる設備と、まだ使える部品の交換という両方の無駄が残ります。
Auguryは、振動などを測る自社センサーを設備に取り付け、AIで状態を監視して故障の兆候を知らせる「マシンヘルス」のサービスを提供しています。DuPontはこれを回転機の監視に使っているとされます。Auguryは170社超のグローバル製造業が利用していると公表しています。
同社の顧客ページでは、DuPontの担当者が「これまでの導入で予測精度は100%」と述べています。ただし、対象設備の数、期間、その間に起きた故障の件数、誤報の件数は示されていません。
予知保全の精度は、対象期間に実際の故障が何件起きたかに強く依存します。故障が数件しか起きていない期間にすべて当てた場合も「100%」になります。自社で評価する際は、見逃しと誤報の両方の件数を確認することが不可欠です。
この事例から読み取れること
- 「予測精度100%」のような表現は、対象設備数・期間・故障件数・誤報件数がそろって初めて評価できる
- センサー一体型は設備データが取れていない工場でも後付けで始められる一方、監視対象は取り付けた設備に限られる
- 化学プラントの回転機は停止の影響が大きく、予知保全の投資対効果を説明しやすい対象と考えられる
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